水         虫


水虫の正体は、白癬菌という「カビ」の一種で、生温かくジメジメした所を好み、皮膚の一番外側の角質層に寄生しています。白癬菌は皮膚の表面をおおっている角質の成分であるケラチンというタンパク質を栄養源にしているので、足だけでなく、皮膚なら体のどこにでも、さらには皮膚の一部である爪や毛にも寄生します。


 部位症状かゆみ
趾間型足の指の間足の指の皮が、湿って白くふやけたようになり、乾くと皮がむけます。まれに赤くただれる
角質増殖型足の裏足の裏全体の角質層が厚くなり皮膚が硬くなるない。乾燥するとひび割れが起こり、痛みが出る。
小水疱型土踏まず・足の外側のへり小さな赤い水ぶくれ。破けると液が出て、皮膚がボロボロとむける激しいかゆみ


 治療の基本は「かきくけこ」

 ⇒ 乾燥させる・・・靴は通気性の良いものを
 ⇒ きれいにする・・・毎日入浴、患部は清潔に
 ⇒ 薬をきちんとつける・・・毎日欠かさずつけよう
 ⇒ ケースに応じて薬を選ぶ・・・専門家に相談してから治療を
 ⇒ 根気よく治療する・・・治ったようでも油断は禁物

予防に優る治療なし

 ⇒ サンダルに履き替えて・・・サンダルや、通気性のよい靴でむれないように。
 ⇒ 湿らせない。・・・靴下は十分に乾かし、靴は時々風通しの良いところに。
 ⇒ スリッパなどを共有しない。・・・水虫の人は専用のものを。
 ⇒ 清潔に。・・・足は毎日石鹸でよく洗う習慣を。
 ⇒ 掃除はこまめに。・・・家庭内感染を防ぐためにも畳の上などをこまめに掃除を。


       ☆☆    水虫薬の選び方   ☆☆

軟膏・クリーム・液・・・様々なタイプの薬がありますが、症状に応じて薬を選択しましょう。 

 ・ カサカサタイプには・・・「クリーム剤」を
 ・ じゅくじゅくタイプには・・・「軟膏剤・パウダータイプ(市販薬)」を
 ・ かゆくてかゆくてたまらないタイプには・・・爽快感のある「液剤」を
 
 毎日1〜3回、皮膚の柔らかくなっている風呂上りに塗ると効果的。
 かゆい部分だけでなくやや広めに塗りましょう。かゆみが止まってもやめないで!目に見える変化がなくても白癬菌が潜んでいる可能性があります。

            情報提供:メディセオ