「食中毒」は、主に細菌(食中毒菌)に汚染された食品を食べることによって起こります。症状は「腹痛、下痢、嘔吐」などが中心ですが、特に「高熱」や「血便」を伴うこともあります。また、子どもやお年寄り、体力が弱っている人などでは、重症化して、生命にかかることもあります。食中毒を軽く考えないことが大切です。
細菌名 主に付着している食品
サルモネラ ・・ 鶏卵・肉類
カンピロバクター・・ 鶏肉
腸炎ビブリオ ・・ 魚介類
病原大腸菌 ・・ 野菜・肉
黄色ブドウ球菌 ・・ 細菌のついた手で触れた食品。
例えばおにぎりなど・・・。
生卵 ・低温管理(10℃以下で保存)
冷蔵庫に入れる
・賞味期限内に消費
表示の日付を確認しておく
・ひび割れた卵は食べない
食中毒を予防するには処分すること
少しでも賞味期限を過ぎたら⇒
75℃くらいで約10分くらい加熱
鶏肉 ・十分な加熱
中まで日を通す。くしを刺して、透明の
肉汁が出てくれば、火は通っていると
判断できる。
・調理器具の熱湯消毒
洗剤で洗い、水洗いしたのち熱湯をかける。
魚介類 ・低温管理(10℃以下で保存)
購入したら、できるだけ早く冷蔵庫にいれる。
・水道水で洗う
内臓を取り除いたら、しっかりと洗う。
切り身魚もさっと水をかける。
・解答は冷蔵庫や電子レンジで
室温での解答はしない
おにぎり・弁当
・手をよく洗う
おにぎり、弁当に限らず、調理の際には
ていねいな手洗いを忘れずに
・傷があるときは、調理用手袋
傷には、黄色ブドウ球菌がついていることがある
・水気の少ないおかず
水気が多いと細菌が繁殖しやすい。おかずは水気をとばすように調理する。
・仕切りをつけておかずを詰める
仕切りがあれば、弁当箱全体に細菌が繁殖するのをある程度防げる
・冷めてからふたをする
中身が熱いうちにふたをすると、ふたについた水滴が食品に落ちて、細菌が繁殖しやすくなる